村松寛一塾生からのバングラデシュレポート第3弾です!

日本での知名度が少ないバングラデシュという国。
どういう生活か聞かれたときにイメージしやすい言葉としては「インドに似ているよ」という言葉です。
カレーを手で食べ、女性はサリーを着て町に出ます。
人口は過密で、町にはリキシャとよばれる人力車や3輪タクシーがあふれます。

ただ違うのは、ここがイスラム教国だという事。
「野良牛のいないインド」です。

イスラム教というのは日本でもなじみが少なく、アフガニスタンのタリバンや国際テロ組織アルカイダの影響もありイスラム原理主義をイメージしやすいですが、国際的には中東・アフリカ北部に多く分布する世界でも普遍的な宗教の一つです。

バングラデシュ紀行② 「生活編」


イスラム教の習慣が、ここバングラデシュでも色濃く反映され、1週間でのお休みは「金曜日」
毎日5回は、近所のモスクからアッザーン(礼拝への呼び掛け)が流れ、イードと呼ばれる「犠牲祭」では路上の至る所で牛や羊をさばき、人々に分け与える姿が見られます。
ホテルに泊まれば、部屋の天井には小さくイスラム教の聖地メッカを示す矢印が(写真参照)。
「祈祷室」が常設してあるホテルもあります。

バングラデシュ紀行② 「生活編」

バングラデシュ紀行② 「生活編」


人々はお酒などを飲む事も推奨されず(あくまで禁止ではなく)、ランチは午後2時ごろ。
友人にお呼ばれしてディナーを取ろうとすると、話に夢中になりあわよくば午後10時ごろになってしまう場合もあります。
有名なイスラムのラマダン(断食月)。日の出から日の入りまで食事をしないのですが、厳格なイスラム教徒は「ツバ」さえも飲み込むことをためらうそう。
そのぶん日の入り後の食事は皆それぞれ1日の苦難を讃あい、それは賑やかになり、実は普段より食事の消費量は多くなるそう。面白い話ですが・・・。

ダッカの街中に目を向けてみると、やはり目立つのが人の多さ。
さすがに世界でもまれに見る人口密度の高い国です。
そしてリキシャ、三輪タクシー。
リキシャと言うのは日本語の「人力車」から語源が・・・と言われる乗り物で、至る所で見られます。
「リキシャワーラー」と呼ばれる無駄なぜい肉はほとんどない運転手が運転する自転車は、主に近距離を移動するのに便利な乗り物です。
現地の方にもあまり敷居の高くない乗りものらしく、少しの距離でも利用する人は多いです。
そして通称「CNG」と呼ばれる緑の三輪タクシー。こちらは中距離からご希望の距離まで走ってくれる便利な乗り物です。
CNGとは「Compressed natural gas(圧縮天然ガス)」の意味ですが、一般の自動車にも積載され、ダッカの町は想像以上に排気ガスがありません。
バングラデシュ紀行② 「生活編」

バングラデシュ紀行② 「生活編」


日本の公的機関関係者や一流企業駐在員の方々は安全面を考慮して、会社手配の運転手付き乗用車で移動される方も多いですが、バングラデシュに来たからにはこの二大移動手段を使わない手はありません。

渋滞もなんのその。

リキシャを乗り継ぎ、乗り継ぎ、路地や細道を抜ければあっという間に目的地です。
こちらにこられたら是非挑戦してみてください。
乗用車の車窓から見るバングラデシュの風景とは違ったものになるでしょう。
乗車前の値段交渉から、バングラデシュの方と触れ合うのには最適かもしれませんね。

ちなみに本当に危険な場合もあるので、最初は私のようなヘビーユーザーにご相談を・・・。

三敬鋼機株式会社
        村松寛一


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